次世代モデル「WH-1000XM6」の概要
ソニーは2025年5月、ノイズキャンセリングヘッドホンのフラッグシップモデル「WH-1000XM6」を発表しました。価格は約7万円台で、欧州・英国で販売開始予定。装着感、音質、ノイズキャンセリング性能の全てにおいて前モデル「WH-1000XM5」から大幅な進化を遂げています。
ハードウェアの進化と快適性
WH-1000XM6は、新素材を採用したイヤーパッドとソフトフィットレザーで、長時間使用でも快適な装着感を実現。折りたたみ構造の復活により、持ち運びも便利になりました。マイク数は12基へと増加し、ヘッドバンドも改良され、よりフィットする設計になっています。
ノイズキャンセリング機能の強化
最新の「HDノイズキャンセリングプロセッサーQN3」と「統合プロセッサーV2」を搭載。これにより、処理速度と精度が向上し、従来よりも自然で深いノイズキャンセリングが可能に。外音取り込み機能も強化され、より自然に周囲の音を聞くことができます。
音質と通話性能の向上
サウンドはプロのマスタリングエンジニアと共同開発され、アーティストの意図する音を再現。新たに「先読み型ノイズシェーパー」技術も導入され、高精度かつ滑らかな音を実現しています。AIビームフォーミングと6基のマイクによって通話もクリアに。
便利な充電・接続機能
USB-Cによる3分で3時間再生可能な急速充電や、充電中でも使用可能な「ながら充電」に対応。Bluetoothの新コーデックLC3(LE Audio)にも対応し、AndroidやWindowsデバイスとのペアリングもよりスムーズに行えます。
映像体験と環境適応機能
映画視聴向けには「360 Reality Audio Upmix for Cinema」機能を搭載。ステレオ音源を立体音響に変換し、没入感のある映像体験を提供。加えて、「Scene-based Listening」機能では、活動や環境に応じた音楽体験を自動で最適化します。
まとめ:3年分の進化を感じるヘッドホン
「WH-1000XM6」は前モデルと外観こそ似ているものの、内部はまさにフルモデルチェンジ。ノイズキャンセリング、音質、装着性、通話機能、持ち運びやすさと、あらゆる面で着実な進化を遂げた、まさに“最高峰”のワイヤレスヘッドホンです。