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愛と再生の物語――木村文乃とラウールが挑む「愛の、がっこう。」

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禁断の出会いが紡ぐ、真実のラブストーリー

2025年7月よりフジテレビ系木曜劇場で放送される新ドラマ『愛の、がっこう。』は、高校教師とホストという対照的な世界を生きる二人の出会いを描く異色のラブストーリー。主演には木村文乃、相手役にはSnow Manのラウールが抜擢され、現実社会の分断や価値観の衝突を超えて“心を通わせる”ことの意味を問う作品となっています。

古い価値観に縛られた教師・小川愛実の葛藤

木村文乃演じる小川愛実は、保守的な家庭で育ち、親の期待に応えることを第一に生きてきた真面目な高校教師。しかし、彼女の勤務する学校は生徒の無関心や保護者の理不尽な対応に苦しみ、クラス崩壊の危機に直面していました。そんな中、「生徒がホストに騙された」という連絡を受けたことが、彼女の人生を大きく動かす転機になります。

教育を受ける機会を失ったホスト・カヲルの素顔

一方、ラウール演じるカヲルは、家庭環境に恵まれず、義務教育すらまともに受けられなかった過去を持つホスト。読み書きもままならず、電話での営業が主な手段ながら、巧みな話術と人懐っこさで人気を獲得。「THE JOKER」のNo.7として必死に働く彼もまた、社会の陰で孤独と戦っていました。

二人を結ぶ“個人授業”がもたらす変化

生徒の件でホストクラブを訪れた愛実とカヲル。そこから始まるのは、読み書きを教える“秘密の個人授業”。教師とホストという決して交わることのなかった二人は、互いの傷に触れ合いながら、やがて深い絆を築いていきます。しかし、その関係は多くの誤解と非難を呼び、彼らに試練を与えることになります。

キャスト陣の挑戦と化学反応

本作でラブストーリーに初挑戦する木村文乃は、不器用でまじめすぎる役柄に戸惑いながらも、丁寧に役を構築。一方、ラウールはホスト役に初挑戦。現役ホストの監修のもとでリハーサルを重ね、カヲルというキャラクターに深みを加えました。

二人の初共演とは思えないほどの自然な演技のやり取りは、まさに現場で生まれた“化学反応”。それぞれが抱える孤独を通して、愛をどう育んでいくのかが見どころとなります。

制作陣が描く“愛を学ぶ場所”

脚本には『白い巨塔』や『昼顔』を手がけた井上由美子氏、演出には西谷弘氏が名を連ね、豪華スタッフが勢揃い。経済格差、教育格差、家族関係といった社会問題を背景に、人が人を信じ、愛する難しさと尊さを描く本作は、“ラブストーリー”でありながら“再生の物語”でもあります。

放送に向けて――視聴者へのメッセージ

キャスト・スタッフ一同が「見る人にとって明日への活力になるようなドラマに」と語る『愛の、がっこう。』。禁断という言葉に惑わされず、愛の本質に触れる時間を届けてくれる本作に、期待が高まります。

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