YouTuberラファエル氏が、注目の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の転売品を購入したことでSNS上で賛否を巻き起こしている。この騒動は単なる炎上では終わらない。彼の**「価格に合った民度」という独自の視点や、「パワーストーン ナンバー13」**というビジネス展開など、多面的な戦略が今、改めて注目を集めている。
転売品購入の経緯と価格──なぜラファエル氏は「Switch 2」を選んだのか?

ラファエル氏は、約7万円という価格で「Nintendo Switch 2」の転売品を入手。これは正規価格(5万3980円)を大幅に上回るものであった。
しかし、その理由は明確だった。
- YouTuberとして“最速レビュー”を提供するため
- Amazonや楽天での重複注文により、プレゼント用に複数台届く可能性もあると語った
「価格に合った民度」発言の真意──ラファエル氏が語る“逆張りの哲学”

転売品購入には当然ながら批判も集まったが、ラファエル氏はこれに対し持論を展開。
「ロレックスや高級車はプレミア価格でも批判されない。Switchだけ叩かれるのはなぜか?それは“価格に合った民度”が原因だ。」
この論理において彼は、
- 転売自体が法的に問題ないこと
- 「100円の商品なら小学生が騒ぐが、大人は騒がない」という皮肉的な視点
- ブランドが転売を望んでいない点はどの商品も同じ
を挙げ、「叩く人が多いのは、商品の価格帯による大衆の意識の問題」だと切り捨てた。
さらに、ジョン・スチュアート・ミルの自由論を引用するなど、哲学的なアプローチで炎上を一蹴した。
「炎上商法の手本」──あえて火をつける戦略
ラファエル氏は、自身の行動を
「炎上商法の手本です。これがアンチに数字を作らせる最もコストのかからない方法です。」
と公言。アンチを活用し、逆に自身のYouTuberビジネスに収益を生み出す手段と位置づけている。
任天堂と転売問題──業界は今どう動いているか?
任天堂は現在、LINEヤフー・楽天グループ・メルカリなどのフリマサイトと連携し、転売対策を強化中。
- 出品削除要請や情報共有を進行中
- 「Switch 2」の利用規約には“譲渡禁止”の記載も確認されている
また、堀江貴文氏も「転売ヤー批判は感情論」と擁護するなど、転売を巡る議論は一層複雑化している。
もう一つの顔──パワーストーン事業「ナンバー13」とは?
ラファエル氏は、**パワーストーンブランド「ナンバー13」**も展開している。
この事業は単なるジュエリー販売ではなく、以下のような“スピリチュアルなこだわり”を含んでいる:
- 霊媒師による浄化・除霊
- 特別な「念」を込める工程
- 仕入れ元の95%以上が中国産という現実への懸念
- “人の念を吸う石”としての特性に着目
主な商品ラインナップ
- ローズクォーツ:出会いを呼ぶ、女性向け
- ラピスラズリ:男性向け守護石
- ルチルクォーツ:男女兼用の金運石
- 黒水晶モリオン:強力な邪気払いのお守り
- ホワイトアゲート:寛容と許しの力を高める
- アマゾナイト:ヒーリングと幸運の石
また、価格設定にも自信を持ち、**「購入者の思考とマインドをポジティブに導くことが目標」**と語っている。
総括:炎上、転売、パワーストーン──ラファエル氏の“多面性”と戦略性
今回のNintendo Switch 2 転売騒動により、ラファエル氏は一層の注目を集めた。その裏には、炎上商法としての計算、YouTuberとしての影響力活用、そして**「ナンバー13」というビジネス展開**という複数の戦略がある。
彼の行動は、転売の是非・表現の自由・ブランド戦略といった社会的議題を浮き彫りにしており、単なる炎上では終わらない複雑な意味を持っている。
ラファエル氏の次なる一手は、果たしてどこに向かうのか──注視が必要だ。