連続ドラマのその後を描くスペシャル版が放送へ
2024年1月期にTBSで放送された阿部サダヲ主演・宮藤官九郎脚本のドラマ「不適切にもほどがある!」が、来春スペシャルドラマとして復活することが決定した。
本作は、中学校の体育教師である昭和の“おじさん”小川市郎(阿部サダヲ)が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップするコメディ作品。コンプライアンスが重視される令和の社会で、昭和の価値観を持つ市郎が“不適切”な発言を連発しながら、現代の人々に新たな視点をもたらしていく。
「ふてほど」流行語大賞受賞で社会現象に
「不適切にもほどがある!」は、放送当時から話題となり、「ギャラクシー賞・テレビ部門特別賞」「第40回ATP賞テレビグランプリ」「東京ドラマアウォード2024・4冠」など数々の賞を受賞。また、タイトルの略称「ふてほど」が「2024ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞にも選ばれ、大きな反響を呼んだ。
スペシャルドラマのストーリー
連続ドラマの最終回では、タイムマシンバスが使えなくなり、市郎は昭和に戻った。その後、未来から井上教授が再び現れ「好きな時代に行きましょう!」と市郎をタイムトンネルに誘う。
スペシャルドラマでは、市郎がどの時代を選ぶのか、そしてそこでどんな“不適切”発言を繰り広げるのかが注目される。
主要キャストが続投
スペシャルドラマには、連続ドラマで活躍したキャスト陣も続投することが決定。
- 阿部サダヲ(小川市郎 役)
- 仲里依紗(犬島渚 役)
- 磯村勇斗(秋津睦実/秋津真彦 役)
- 河合優実(小川純子 役)
- 坂元愛登(向坂キヨシ 役)
- 三宅弘城(井上昌和 役)
- 袴田吉彦(マスター 役)
- 中島歩(安森 役)
- 山本耕史(栗田一也 役)
- 古田新太(犬島ゆずる 役)
- 吉田羊(向坂サカエ 役)
阿部サダヲ&宮藤官九郎&プロデューサーのコメント
主演の阿部サダヲ、脚本の宮藤官九郎、プロデューサーの磯山晶が、スペシャルドラマに向けたコメントを発表した。
阿部サダヲ(小川市郎役)
「また集まれるんですね! うれしい! どんな感じになるんだろう? まず連ドラの最終回を思い出して、SPの台本を読みました。……いやぁ、やっぱり宮藤さん、流石です! 一回読んだだけではよく分かんない(笑)。面白い! どうやってやるんだろ? 楽しみです。走って、歌って、踊って、ノックして、いろんな小川市郎の顔をお見せできるように頑張ります!」
宮藤官九郎(脚本)
「そうそう懐かしい~、とすら感じない素早さで彼らが帰ってきます。思ってても言いづらいことズバズバ言うし、チョメチョメしそうになるし、内容的にもスケールも、大して変わらないままお届けします。まだ放送まで時間がありますので、一旦忘れて、直前に思い出してください!」
磯山晶(プロデューサー)
「『不適切にもほどがある!』がスペシャルドラマになって帰ってきます! クランクアップから約1年、久しぶりのような、そんなでもないような、なぜか少し気恥ずかしい気持ちでミュージカルシーンの歌録りが始まっています。皆様に温かく支持していただき、とても幸せな制作体験を味わえました。そして本当にたくさんの賞をいただきました。誠にありがとうございました。とにかく『面白い!』と励ましてくださり、『がんばれ!』と応援してくださった皆様への恩返しの気持ちを込めて制作いたします。」
スペシャルドラマの詳細は今後発表
スペシャルドラマの詳しいストーリーや放送日程は、今後発表される予定。阿部サダヲ&宮藤官九郎コンビが再びどのような“昭和 vs 令和”の物語を届けるのか、期待が高まる。