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SNS時代の闇:「暴露系配信者」が恐喝容疑で逮捕

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暴露と称した投稿が引き起こした事件の全貌

SNS上で「エンターテイナー折原」と名乗っていた東優樹容疑者(29)は、2024年にX(旧Twitter)上で会社役員の個人情報を晒し、その削除と引き換えに現金300万円を脅し取ったとして逮捕されました。投稿された内容には、氏名や顔写真、勤務先といった私的情報が含まれており、これが実際の社会生活にも影響を与えたとされています。

恐喝の手口と繰り返されるトラブル

東容疑者は、投稿後に男性と直接接触し、「投稿を消してほしければ金を払え」と取れる言動をとったと報道されています。これに限らず、過去には有名人に関する虚偽情報の拡散、他者の私生活に不当な形で踏み込むなどの行動が繰り返されてきました。

暴露系配信の危険な実態と背景

今回の事件は、単なるネット上のトラブルではありません。情報の公開による“恐喝ビジネス”の構造が背景にあり、実際に東容疑者の行動は組織犯罪にも通じる要素があるとして、警視庁の暴力団対策課が捜査を担当しています。

暴露系配信には、SNSのインフルエンサー、情報提供者、実行犯が連携して金銭を得る「役割分担型の犯罪モデル」が存在するとされ、これは反社会的勢力の資金源になっている可能性も指摘されています。

拡散される恐怖と被害者の沈黙

被害を受けた側が「拡散されたら困る」と恐れて声を上げにくい現状も問題です。情報の真偽にかかわらず、脅しを受けた時点で警察に相談することが重要です。SNS社会において、誰もが被害者にも加害者にもなり得る現代、モラルと法的理解がますます求められています。

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