未払い問題が話題に…人気スタッフの退職理由とは?
名古屋市で話題のレストラン「the LAZY HOUSE(レイジーハウス)」は、「日本一接客態度が悪い店」というユニークなコンセプトで知られ、数多くのYouTuberが来店するなど注目を集めてきました。
そんな中、2024年1月、同店で人気を博していたスタッフ「マツちゃん」が、給与未払いを理由に退職したことを公表。特に2023年6月・8月分の給与が支払われていなかったとされ、ネット上で大きな話題に。信頼を失ったという彼女の言葉は、多くの共感を呼びました。
オーナーが“経営者としての実力不足”を認め謝罪
この件についてオーナーの竹原大樹氏は、YouTuber・シャモジーの動画内で説明。未払いの原因は外注先への連絡ミスだったとし、「故意ではなく、自分の責任」と認めて謝罪しました。しかし、ネットでは「忘れていたで済む問題ではない」と厳しい声も上がりました。
労基が実際に動いた!給与全額支払いへ
そして2025年3月、事態が進展。マツちゃんはTikTokを通じ、未払い分が全額支払われたことを報告しました。
労働基準監督署(労基)に相談した結果、書類の提出や連絡を試みたものの連絡が取れず、最終的に労基が直接店舗を訪問したとのこと。その場で店舗側が「払わなければいけないのなら払います」と対応し、問題が解決に至ったといいます。
証拠を集めることの大切さを呼びかけ
マツちゃんは、労基に動いてもらうために「証拠をきちんと残すこと」が重要だと強調。「LINEのやり取り」「勤務実績」「給与明細」など、記録をしっかり残すことが、労働者自身を守る手段になると視聴者へメッセージを送りました。
動画内では金額の詳細は明かしていないものの、「時給1200円×4日分」と説明欄に記載されています。
ネットでは称賛の声「声を上げる勇気に拍手」
コメント欄では「発信できない人の代弁になった」「勇気をもらえた」という声が続出。マツちゃんの行動が、多くの働く人たちにとって希望になったことがわかります。
労働環境に声を上げることの意味
この一件は、ただの飲食店の給与トラブルに留まりません。SNSを通じた「個人の声」が、社会を動かす時代であることを改めて示したと言えるでしょう。
「泣き寝入りするしかない」と諦めてしまいがちな未払い問題も、適切な手続きと勇気ある行動で解決できるケースがあることを、マツちゃんは実証してくれました。
同じような悩みを抱えている人こそ、このエピソードを通じて一歩踏み出してみてほしいと思います。