Xで話題

新卒1年目で「有給使い切る子初めて見た」と上司に言われる 上司の反応に疑問の声

SHARE

新卒1年目で「有給使い切る子初めて見た」と上司に言われる SNSで「権利なのに」「日本企業の闇」と議論に

X(旧Twitter)で、新卒1年目の会社員が「有給を使い切った」と報告したところ、上司から「新卒1年目で有給使い切る子初めて見た」と言われたエピソードが話題になっています。この投稿には、「有給は労働者の権利なのに」「なぜ使い切ることが問題視されるのか」といった意見が多数寄せられ、SNS上で大きな議論を呼んでいます。


「有給は権利なのに」上司の反応に疑問の声

話題となったのは、Xユーザー「てる@24卒」(@24sotsumunou)さんの投稿。

「新卒1年目で有給使い切る子初めて見たって上司に言われたしぬwwwww嫌味すぎるww権利やろがい」

このツイートは、1月29日に投稿され、瞬く間に拡散。多くの共感や疑問の声が集まりました。


SNSでは「日本の労働環境の問題」だとの指摘も

この投稿を見たユーザーからは、「有給休暇は労働者の権利であり、取得を咎めるのはおかしい」といった意見が相次ぎました。

「有給を全部消化するのが普通であって、驚かれること自体が問題」
「新卒だからって有給を控える風潮、いつまで続くんだろう」
「権利なのに、なぜ遠慮しなければならないのか」

一方で、「業務の進捗に影響が出るなら配慮も必要では?」といった意見や、「企業によっては有給が取りづらい現実もある」といった指摘もありました。


有給休暇の取得は労働者の正当な権利

日本では、労働基準法により、入社半年後から最低10日間の有給休暇が付与されることが定められています。さらに、2019年の法改正により、企業は年5日以上の有給取得を従業員に義務付けられています。しかし、厚生労働省の「就労条件総合調査」(2023年)によると、日本の有給休暇の取得率は平均56.6%と、依然として低い水準にあります。

企業文化によっては、「新卒のうちは遠慮すべき」「有給を使うのは勤続年数が長くなってから」という暗黙のルールが残っているケースもあり、今回の投稿が話題になった背景には、こうした風潮に対する疑問の声があると考えられます。


「働きやすい職場環境」のために必要な意識改革

有給休暇は労働者の権利であり、本来ならば自由に取得できるはずのものです。しかし、日本では「周囲の目を気にして休みづらい」「取得すると評価に影響するのでは」といった懸念から、取得率が上がらない現状があります。

今回の投稿をきっかけに、企業側も「有給を取得しやすい環境づくり」を進めることが求められるのかもしれません。読者の皆さんは、この話題についてどう考えますか?

おすすめの記事

最新の記事